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2024/09/22/ [Sun]
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えー・・・。テキスト作品です。
ちょっとネタ的に、マンガでは無理そーなんで、慣れない形式ですが書いて見ました。

文章で書くのは、過去に試しに2~3回どんなもんかとやってみた程度で、そもそも書き方がイマイチ分かってないのです。多分、小説とか書く際のルールってあると思うのですが(人称とか文体とか?)良く分かりません。ので、無視して書いてます。
なので絶対、色々おかしな事になってるのだと思うのですが(正直、それすらよく分からない)、、その辺はスルーして適当に読んで頂けるとありがたいです。とゆーか、作品として体をなしているいるかどうかも怪しいんですけども・・・。

あ。後、ついでに、語彙も少ないので、文学的表現みたいなのは皆無です。無理です。


では、とりあえず前振りから・・・。



 ジョミーがシャングリラに招き入れられ、次期ソルジャーに選任されてから暫くが過ぎた。



 あの日、生身で大気圏への再突入を果たし無事帰還したジョミーだったが、無事だったのはジョミーだけで、ブルーはと言うと、あまり無事とは言い難かった。

 大気圏への突入時、訳も分からぬまま最大シールドを展開したジョミーだが、それでも大気の抵抗は凄まじかった。体が拉げる様な衝撃。熱。なんと膨大で分厚い大気。その圧力に恐れを感じた。世界はなんと大きく、小さな自分。
 それでも腕の中の人だけは何としても守らねばならない。ジョミーは必死だった。お願いだから生きていて。その事だけで頭が一杯で、それで逆に頭が冴えた。その瞬間の世界の全てを見渡せる様な不思議な感覚。何でも出来る様な。何の迷いも無い。広大な世界を前に、この確かな命に触れた時、自分のやるべき事が分かった気がした。

 そして、ブルーは生きていてくれた。
 何とか船に帰り着き、医療室に引き渡す。見れば自分の格好はボロボロだった。衝撃を完全に防ぐ事は出来なかったのは一目瞭然だ。さっきまでの良くわからない自信は既に消し飛んでいた。
 診察結果。外傷としては打撲、骨折が数箇所。
 骨折と言っても、少しひびが入った程度で、ブルーはもう骨がボロボロだからこれは仕方が無いと、ドクター・ノルディが教えてくれた。これだけで済んだのなら、ほぼ無傷みたいなもんだと、ドクターは笑ってた。あんな無茶苦茶だった自分を気遣ってくれるのは、素直にありがたいと思うべきなのだろうが、申し訳ない気持ちの方が勝った。

 何よりもブルーだ。そんな体であんな所まで。
 衛星軌道まで逃げ出す自分も大概どうかしてると言うか。とにかく追いかけて来るものだから反射で逃げていたのだが、せめて宇宙に飛び出してしまいますよとか、声でも掛けてくれれば・・・などと言い訳がましい事をふと思ったが、良く考えたら散々彼はそう言っていた事を思い出した。とても親切だ。パニックって恐ろしい。全然聞いてなかった。でも、彼の言ってる内容が理解出来なかったのだ。
 宇宙に飛び出すって何だ!意味不明!訳分からん!、来るな!寄るな!と、そんな事で頭が一杯だった。要するに理解の範疇を完全に飛び超えていたのだ。人間、理解の出来ない事は自然に脳みそがスルーしてしまうらしい。

 その結果が、あの事態だ。
 結局、自分はぎゃあぎゃあ喚いて暴れ倒してただけだ。船の損傷だって外から見ただけでも相当なものだった。後でブルーは、『自分達の都合を君にいきなり押し付けたのだから、当たり前の反応で気にする事は無い』、と言ってたけど、自分がミュウなのは何もブルーの所為じゃないのだから、結局、自分自身の問題だろう。それなのにあんなに手を焼かせて。傷つけて。考えたくも無かったが、もしかしたら、あのまま彼を死なせてしまったかもしれないと思うと震えが止まらなかった。
 情けない。
 船に戻った後だって、皆、船の修理やら何やらでバタバタ走り回って大変そうだったが、自分に出来る事なんて何も無い。自分が招いた事なのに何もやれる事が無いのだ。頭の回線は既にショートし、ただ、オタオタウロウロしてただけで、見兼ねたのか邪魔だったのか両方か、服を手渡され部屋に放り込まれた。結局シャワーを浴びて、ベットに座り込むだけだった。
 ブルーの様子を知りたかったけど、とても言い出せるものじゃなかった。そうこうしてる内にブルーの意識が戻った。皆の渦巻く思念が飛び交う中、サイオンに全然慣れてない自分でも分かった。
 良かった、と思ったのも束の間、思念に寄る全艦放送。

『彼を次代のソルジャーとし・・・・』
 ・・・・・・・・・・・・・・何時の間にかそう言う事になっていた。あれ?僕やるなんて言ったかな???と、再び混乱しそうになったけど、自分の為にあんな無茶をしてくれた人に何が言えるだろう。彼がそう言うのなら僕は彼を信じるしかない。それ以外、何が自分に出来ると言うのだ。やれる事があるのなら、それをやろう。道が示されてるだけ、まだマシだ。
 ウジウジしてたって仕方が無い。

 そうしてジョミーはソルジャー候補になった。
 そう決めてしまえば、やる事は膨大だった。学校の成績はそう悪くなかった自分に感謝した。これで頭が最悪の出来だったら、絶対無理だ。実は今だって無理な気がしてるが考えない様にしている。一歩一歩前に進もう。
 青の間にも行った。暫くは、彼は何時も意識が無くてまどろんでいるだけだったけど、それがかえって良かった様に思う。彼の部屋を訪れる様になって数日は、眠る彼の姿を見ると涙が出てきた。止まらないのだ。不安の全てを彼に摩り替えてる自分が分かった。こんなのじゃいけないのは重々分かっていたが止まらない。これ以上、彼に負担を掛けちゃいけない。
 でも、結局ジョミーはブルーに縋った様なものだった。眠る彼から零れ落ちる優しい思念。それに触れていると、いつか自然に心が凪いでいった。
 そして、ブルーの意識がはっきりする頃にはジョミーの混乱はかなり収まっていて、何とか落ち着いて彼と向かい合う事が出来たのだ。
 

 

 それからかっ飛ばすが色々あって、今は宇宙だ。
 漸く、生活のサイクルが出来てきて精神的に楽になった。身の置き所が無いというのは、とかく人を不安にさせるらしい。でも、それも今はまだ自分がこの船の中に居て、ブルーに守られているからだ。ブルー達、第一世代は、ずっとあの不安と戦っているのだろう。そして、その不安は再び自分のものとなる。それまでに何としても、あの感覚を跳ね除けるだけの力を身に着けなければ。
 そして出来ればブルーを解放してあげたい。自分の力で。あの混乱を経験したからこそ、そう思う。色々悩む事はまだまだ沢山あるし、答えなんて全く影も形も見えない状況で、ともすればそれに押しつぶされそうだったが、それも一つのジョミーの想いだった。

 そんな決意と共に日々を過ごし、今日もジョミーは全ての日程を終え青の間に向かう。
 

-- 続く --
 








どう、話に入ってったら良いのか判らず、ダラダラ書いてたら異様に長くなっちゃったんだぞ!・・・と。
本編の内容と、あんまり関係ないぞ!。はう!。

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2009/07/26/ [Sun]
こめんと [ 0 ]
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