最終話、かんそーとゆーか、もーそー。続き。
---なんとなく警告文---
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最終話の続きなんですけど、
後ろ向き100%で、更にカオスです。
挙句に、気持ち悪さ数倍増しです。(こらー!)
そんな訳なので、ご覧になる際はご注意下さい。
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見た時に思った事なんで、また全話見直したり、原作読んだりしたら何か受け取り方が変わるのかも知れないんですけど、とりあえず見た直後はこんな気分でした。っ事で・・・。
後、言うまでも無いけど、私が勝手に思った事なので、こーだと決め付けてる訳ではないです。
きっと、全然トンチンカンだし・・・。
ジョミーの人生って、何だったんだろう・・・。
全部見終わって真っ先に思った事、痛烈に思った事。
人は、想いや命を繋ぐ為だけに生きているのでは無いー!
作中に出てきた科白。
『貴方の為に生きる』『同じ時を生きる』『貴方の居ない世界で生きろと?』『大切な人が皆、逝ってしまう。どうして』『君じゃなきゃ、ダメなんだ』
ジョミーが何も言わない代わりの様に、周りの人が、がんがん言ってた言葉。
前にも書いたけど、私はブルーが居なくなって、地球に辿り着いた後のジョミーが、なかなかイメージ出来なくて。でも見続けている内に、ジョミーの姿を見てたら、その内もっとはっきりイメージ出来てくるのだと思ってたんだけど、ジョミーは唯、ブルーのベットに黙って座ってるばかりで。ソルジャーとして、そしてブルーとの約束を果たす為にだけ、動いている。進んでいる。
そして彼は約束は果たして、人とミュウの未来に希望を見て。だけど、そのまま死んでしまった。
キースは、「全力で生きた者には後悔は無い」って言った。キースはそう言うのだから、そうなんだろう。
ジョミーはどうだろう。どうだったんだろう。「後悔出来るのは人間だけだ」。ジョミーはやりきったと思う。彼もまた全力で生きた。約束を果たして、皆を導いて。立派に遣り遂げた。頑張った。
でも、彼は後悔ばかりしては無かったか。ジョミーは過去を振り返らないと決めて前を向いたんじゃない。過去に置き去りにしてしまった心を、望んだ先に送り届ける為に前に進んだ。その為にもう迷わないと決めた。そして辿り着いた。その先は?。
身を削る様に前に進むジョミーを見て、そんなやり方じゃダメだ、って思った。それでは先が続かない。自滅してしまう。地球に着いた後、どーするの?。
シロエから始まる連綿と続く叫び。
『大切なものを奪うな』『私を一人にしないで』『一緒に生きるって約束したのに』『貴方の為に生きてるんだ』『コレしか無かったんだ』『帰ってきて下さい』『貴方を、死なせない』
この物語は、「想いや意志を繋いで行く、その事の意味。そうして大切な物を引き継いで未来へ進む。それは人が生きていく上で大事な事だ。それにより、人の想いは永遠に生き続ける」と訴えているけれど、それだけが本当に答えなんだろうか。
その一方で人は大切な存在を奪われた時、生きてはいけない。何も見えなくなって倒れていく。大切なものが在るから生きていける。その事を繰り返し繰り返し、作品全体から呪いの様な叫びが浮かび上がってくるかの様で、それがとても辛くて溜まらない。
『貴方の居ない世界でどうやって生きていけばいい!』
叩きつける様に、世界を拒絶して逝ってしまう。
彼の人生は満足なものと言えたんだろうか。ブルーとの約束を果たし、トォニィに人とミュウの未来を託し、漸く安堵して、もういいだろう・・・とばかりに逝ってしまった。
結局カリナと同じく、ジョミーにも自分が生きる未来を見る事は、遂に出来なかった・・・。他の人が言っていた科白が、そのままジョミーの心だった、って訳なのかもしれない・・・。って思った。
もしかしたら本当に、ジョミーにはブルーだけだったのかも知れない。
ジョミーが人でなくなった時、手を取ってくれたのはブルーだった。その時から、ジョミーがミュウとして生きると決めた時から、他の道なんて無かった。
「貴方を信じます。僕にはもう、それしかない」
それでもブルーが残してくれた足場を頼りに、少しずつ出来た大切な人達が居て。そんなやっと出来た繋がりも簡単に消えていってしまう。遂にはブルーまで。
そしてあの時、ジョミーに自分を置き去りにしてしまう決断をさせてしまったブルー。
何故、そうまでして彼らは、ブルーは死ななければならなかったのか。
最初のOPを見て思った事は、これは強さなのかも知れないけれど、なんて哀しい人達なんだろうって事。だから見る度、泣きそうになった。
想いの全てを内包して終焉を迎える人。同じく色んな想いや言葉を飲み込んで前に踏み出す人。共に真っ直ぐ前を向いて。でもそれは、二人にとって確実に前に突き進む未来であるけれど、それと同時に置き去ってゆく過去でもある。
潔過ぎる彼らが、どうしようもなく哀しく思えた。
気分だけなら、ベットに横たわる彼の胸倉でも掴んで、揺さぶって、「アンタ、それでいーのか?!。本当にそれで良いのか!!!」、とでも言いたい感じで。
良い訳なんか無かった・・・。
『生きて』とジョミーに言われて、ブルーは生きてくれたから、もしかしたら別の道を振り返ってくれたのではないかと、だとしたら、もう少し足を踏み出してくれないかと祈ってたけれど・・・・。
それでも、この物語は最初から終始一貫した、彼らが下した哀しい決意を、最後まで貫いてしまった。
ならば、ジョミーに他にどんな選択肢があっただろう。
他の道なんか選び様も無かった。シャングリラで生きるしかないし、シャングリラを守らねば生きていく事も出来ない。幸せに生きる世界を夢見る事も叶わず、大切な人が残していったものだけを胸に抱えて、それだけを頼りに、身を引き裂いてでも前を向くしかなかった。
そこまで人を追い込む、こんな世界を作り上げた人間とは何なんだろう・・・。本当に、それが悔しくてならなかった。彼らは正しくソルジャーであったけれど、人である事を止める事なんて出来ない。支えが無ければ生きてはゆけない。
ブルーの死はどれだけ哀しい事だろうと思って見て来たけど、結局、哀しい気持ちにはならなかった。唯、悔しかった。凄く苦しい。
だけど、死には哀しさを感じられなかったけど、彼らの身を焼き尽くしながらも願う、強い強い決意が、それがどうしようもなく哀しいと思った。
それでもシャングリラは残った。皆を乗せて未来へ旅立つ事が出来た。願いは届いた。なのに、彼らはそこに乗ってはいない。これはもう、言葉にならない。
描き上がる気配も無いので、またも途中絵。(前よりヒドイ)
それでも、貴方と出会わない世界は考えられない・・・
僕は、君という世界を見たんだ
現在、色々脳内補完中です・・・。
見終わった直後は思ったより衝撃があったみたいで、脳内補完も出来ぬ~~~!って感じでした。
正直、もう絵も描けないかと思った・・・。描いたけど。
まあ長々書いたけど要は,、悔しかったんだー!って話です・・・。
さて、一段落着いたんで
原作読むぞーーーー!!!!。もう我慢出来ぬーーーー!。

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